ちなみに。
ギムレットには早すぎる』と言う台詞、僕はあまり好きではありません。
某エッセイストが言っていた言葉を引用します。これは実に的を射た言葉だと思います。
ギムレットに早いも遅いもない。美味いか不味いかだ』
例えば初めてギムレットを飲んだ時。それが不味いギムレットならばギムレットを嫌いになってしまうだろう。美味いギムレットはこの上なく美味い。
何が問題なのかと言えば、作る側がギムレットを知らない。だから飲む側もギムレットを勘違いしてしまうのだ。
それはBARで飲むか居酒屋で飲むかでも違うし、BARも色々ある。受け手側としては自分で美味いギムレットを作る店を探すしかない。当然金も時間もかかる。不味いギムレット500円と美味いギムレット1200円。自分なら間違いなく後者を選びたい。そして、美味い酒にはその価値、時にはそれ以上の価値があると思う。
そしてこれは何もギムレットに限った話ではない。ジントニックでもモスコミュールでも、カクテルと名が付くものは全てそうである。